ナガシマスパーランド
スチールドラゴン2000 オープン初日レポート
□いつもの耐久モノ
またまたやっちゃいました。強行スケジュールの新コースター初乗りの旅。しかも今回は前日18時まで仕事をして、
速攻で帰宅し、シャワーだけ浴びて20時にスタート。うっとおしいトラックをあおりながら
「これから乗るのはこのくらいのスピードだなぁ」なんて思いながら東名高速をひだすら西へ西へ・・・300km
まぁスキーでも車中泊が当たり前だから、今回もそれでいこう。なんて思ったのが間違い。
夏は車中泊しないほうが良いです。(誰もしないって?)大きく反省した一晩でした。次回からはちゃんと花水木とります。
しかしもっと猛者がいたのだ。なんと午前2時頃になにやら駐車場付近に車が・・・なんと駐車場入り口前に既に数台の車の列。
すげぇ、しかも先頭車は全ての窓に日除けを装備。うーむちょっと見習おうかなぁ。でも寝るなら布団かベッドの上ですね。
外でウロウロしてたお兄ちゃんに「これって駐車場待ちなの?」 って聞いたら肯定の返事。
一瞬ここで待つかと思ったんだけど水銀灯の強烈な明かりで寝るどころじゃないってわけで、
周囲を探検後なんとなく静かに寝られそうな場所を発見。携帯電話のタイマーを6時にセット。
しかし・・・ 花火するなよ>地元の少年ら しかも夜中の2時過ぎに・・・
ごうごうと吹きつける海風にすこーしウトウトしたかなぁと思ったらもう明るい。
更に反省を繰り返し駐車場入り口へ・・・へ!?ナニ?もう並んでるんじゃん。誰よ7時に駐車場が開く(電話問合せ結果)とか言ってんのは。
しかし前日の高速ドライブとウトウトの睡眠でもはや体力が危ないか・・・なんて思ったんだけど1時間ばかし駐車場でエアコンかけて寝たら復活。
っつーかいつも起きてる時間になったらクセで起きたみたい。恐るべし体内時計。
んなわけで列に参加。ホワイトサイクロンの前例があるためか、異様にスタッフの対応が迅速で驚きました。
事前にフリーパスのリストバンドつけるわ、乗り物券販売するわ、ちゃんと事前にオープンまでのスケジュールを説明するわ、
なかなかできない対応だと思います。
□ドラゴンロード
まずはメインゲートがオープン。しかしその先にはまだもう一つゲートが待っています。メインゲート前で30分。
更に次のゲート前で30分待たされ、その間に数社の取材カメラを横目で追いつつ 暑い!
なんで朝からこんなに暑いんだ。既にシャツはかなりの量の汗を吸っている。お!めざまし調査隊だ、さすがプロ顔には汗一つ流れてない。
イヤそんなことはどーでもいい、早いとこそのゲートを開けてくれ。
ゲートが開く。え!?やっぱ走るのね。暑いのに・・・・ 龍へ向かう民衆、まさにドラゴンロード。
さてココで問題。ナガシマスパーランドの園内を長方形とした場合、その対角線はどのくらいの長さになるでしょう。答え約700m。
地図ソフトで測ってみました。さぁ想像してみましょう、「早朝」「炎天下」「700メートル」「ダッシュ」次に来るのは「超流れる汗」、
本当に超なんですよ。もう準備運動も無しで、殆ど水分も取っていなかったため恐ろしいほどの急性脱水症状。
『だめだ、きっとオレは今夜家には帰れない、きっと死んじゃうんだ、コレ乗って死ぬんだオレは』マジで少しだけそう思った。
きっとみんなそう思ったにちがいない。先頭の兄ちゃん取材受けまくってるけどTシャツには乾いた部分が一切無い。数分後には座り込んでいた。
若い兄ちゃんでもそんななのに・・・
□セレモニー
プラットホームにはあふれんばかりの取材陣。9時からセレモニーがあるとか言ってたけど、
結局ナントカっておっちゃんが一号車の発車ボタンを押した程度、セレモニーというのか?それは。
それよりもナゼ拍手をする>並んでる人々。まいいや縁起モンだしな。
一号車の発車から炎天下に待つこと10分くらいかな、もう時間の感覚も危ないかも。プラットホームに続く階段を上がる、
途中にあるギネスのプレートも目に入らず。六号か七号車に乗車、惜しくも先頭から3列目。でも1車両が6人乗りなので一応先頭車両。
「うーこれじゃちょっと中途ハンパかなぁ・・」そんな思いは数分後に吹き飛ぶのであった・・・
まずは車両の説明から。前述の通り2人がけで3列というちょっと変則な感じ。しかしよく見るとこの車両ホイルベースが長いんです。
しかも永久連結状態で連結部に車輪があるのです。「ハテこの形どっかで・・・」そうスーパーマン・ジ・エスケープの車両と同じような構造なんですね。
高速車両のトレンドなんでしょうか?確かに異常に思えるほど走行時は静かで滑らかな動きです。
シートなんですが、グラスファイバー製モノコックみたいですね。かなり頑丈にできています。
普通のシートベルト+かなり幅の狭い安全バーの2点締め。締めといっても締まってるのは安全ベルトだけですね。
当然安全バーは余裕バリバリでホールドが基本です。格好としてはゆるい体育座りってところでしょうか。足長いしモゴモゴ・・・
□乗るぞ
じゃ、出発しちゃいましょう。 おっと!ナニやら前方に光る物体が・・・・いきなりこんなところでライドフォトの撮影です。
皆さん気を抜いちゃダメですよ。左斜め上を向いてニカーっとVサイン。
登りです。速いです、しかもかなりスムーズです。フルバケットタイプのシートなので楽チンです。堤防の向こうに海が見えてきました、
おー中州にいるんだなぁと思いっきり実感できます。かなり高いです。観覧車よりも・・・・
おっといきなりファーストドロップ プ プ うー 最高地点の水平部分が無いので登り切ったらいきなり下りになってます。
でも最後尾が登り切るまで先頭車両のファーストドロップはおあずけ。うーつんのめるーー ふわっ
おーっちるーーーし、うくーーーし すげーきもちいいーーーーじゃねーかと二つ目の山を登り、再び
おーっちるーーし、うくーーーし すげーきもちいいーーーーーじゃねーかと三つ目の山を登る
と今度は右に大きくカーブ。蝶が羽根を広げたような8の字の傾斜ループを良い感じのプラスGで超えて、低い位置での水平ループを越えたら、お待ちかねのエアータイム。
これはねぇもう説明のしようが無い。とにかく気持ち良すぎて気持ち良すぎて、オレは熟睡してしまうかと思った。そのくらい気持ちいいのだ。
もーこのまま1時間でも2時間でもこのエアータイムを続けてくれて良い。許可。優勝。チャンピオン。絶品。親の遺言として残せ。
プラットホームに戻るときに気づいた。「オレほとんど座ってねーぞ」 そーなんです、安全バーは緩め、
実はシートベルトもそれほどきついものではないので乗車中ほとんど意識できない程度。で気づくと俺は安全バーに引っかかったような状態で、
中盤のループ以外ほとんど中腰で乗っていたのでした。これわ・・・悪い考えが頭をよぎってしまった・・・ナイショナイショ
そんなわけで、もー笑いっぱなしの初体験でした。あれ?さっきオレって「死ぬー」とか言ってたよね?気のせい気のせい。はっはっは
興奮覚めやらぬ状態でプラットホームから降りて、実に間の抜けた自分のライドフォトを見つけて、でもとりあえず最初だしってことで購入。
実はフォトポイントなんか全然チェックしてなかったんですよ。でもこれを読んだ皆さんは、もうどこにカメラがあるか判ってますよね。
最初からバッチリ良い写真撮ってください。ライドフォトといってもクレジットカードサイズでプラスチック製の搭乗認定証になっていて、
小さくて持ちやすい。これなら財布に忍ばせてどこでも自慢できます。
でもって、水分補給をしてふと列を見ると・・・・す・少ない。 何の迷いも無く足はスチールドラゴン入り口へ向かう。
なんだみんな汗かいてないなぁ なんて同行者にしかわからんギャグを(ギャグか?)飛ばしつつ並ぶこと20分。
今度は最後尾・・・から一つ前。んー惜しい。念願の「一気にファーストドロップでございまーす」が・・・こ・これは凄い。
だってお客サン、遠心力って力があるのはご存知ですかい?円運動をするとその外周に向かって発生する力だ。
じゃファーストドロップ突入前のレールをよくご覧なさい。え?円でしょ?まぁ真円じゃないけど直線でもない。
これがナニを意味するかわかるかな?そう斜め前に身体が浮くんですよ。斜め前ったらあーた空中ですよ空中。
しかも最後尾だから登りながら加速しつつファーストドロップへ突入するでしょ。しかもオレったら安全バーはユ《自粛》ル だから、
ほとんどスタンディングコースター。飛んでっちゃえー
そんなのが2回。たまんないっすよ。しかも2回目のほうがスピードが出てるもんだからより飛んでっちゃえーだもん。
ループで休憩した後は、小さい飛んでっちゃえーが7回ですよ7回。もー良い。良すぎる。どれくらい良いかというと日本国民全員乗って欲しい。そのくらい良い。
□まとめ
さて、ギネスというと国内のギネス記録だったFUJIYAMAと比較したくなるのが人情ってモンでしょうけど、これは比べちゃダメです。
別のものだと思いましょう。どうしても比較したいのであればバンデットと比べるべきだと思います。確かにFUJIYAMAはハードです。
コースレイアウトもバラエティに富んでいて最高のコースターだと思います。
しかしスチールドラゴンは多分最初からまったくコンセプトの異なるコースターとして作られたんだと思います。
FUJIYAMAがバリバリのスポーツカーなら、スチールドラゴンは総革張りのラグジュアリーカーという感じです。とにかく絶叫の種類が違う。
FUJIYAMAは速度とコースレイアウトに少しだけ恐怖感があるんですが、スチールドラゴンには恐怖という感覚は一切無い。
多分絶叫嫌いの人でも平気で乗れちゃうんじゃないでしょうか?
強烈な横Gやハードなループも良いけど、これだけ浮遊感、マイナスGにこだわったコースターは初めてです。コースレイアウトに騙されちゃダメです。
ファーストドロップの角度が甘いとか思っちゃダメです。とにかく乗ってみましょう。
今までとはまったく違ったジェットコースターであることが実感できると思います。