グリュック王国レポート


 8月のはじめに北海道に旅行した際についでにテーマパーク巡りをしてきました。(本当は寄るつもり無かったんですが、せっかく来たんだからってわけで行きました)今回は北海道は道央の帯広市幸福町にある「グリュック王国」です。では…


8/7(日)晴れ 北海道札幌にて・・・

<出発編>

東京から来た友人2人と北海道の友人とで、北海道を色々と観光していたのですが、今日はわがままを言って一人で帯広まで行くことにしました。(まぁ誘っても行くとは言わなかったろうが(^^;)

札幌駅で南千歳−帯広間の特急・乗車券を買います。(北海道までは道南周遊券で来たので、道南区間はタダなんです。)周遊券が2万円ぐらいだったのに、このきっぷは往復で1万円程。学割があったから良かったものの、北海道は広いのねぇ……(+_;)(ここでもったいないと思ってはいけないのだ。(^^;)

気を取り直して、特急おおぞら1号に乗り込みます。札幌発7:20で帯広には10:11に到着します。(ちなみに帰りは15:33帯広発の特急に乗る必要がありました。)よく考えたら滞在時間は正味5時間。まぁしょうがないと思っていると…「グリュック王国行きのバスは所用時間40分です」の文字。よく調べてから来ればよかった。(i_i)

それでも気を取り直してバス停で待っていると(日曜日だったので40人はいました)なぁんと深緑のシックな2階建てバスがやってきてびっくり。これがグリュック王国までの案内人・グリュックエクスプレス号でした。豪華なバスに乗って、ちょっと気分はハッピー(でもバス賃が往復1500円もしてアンハッピー(;_;))

<入国編>

延々40分バスに揺られて見えてきたのが、なにやら平原の中にたちそびえる古城。これがグリュック王国のシンボル・ビュッケブルグ城。王国に近づき、そばから見るとその威厳ある姿にしばし圧倒されます。そんなわけでバスを下りてさっそく入国です。

入国ゲートはさほど大きくありませんが、近くに立つ『ブレーメンの粉挽き風車』と共にヨーロッパ風の雰囲気を出してます。(でもこの風車、実はトイレ…(^^;)

ゲートでパスポートを購入。時間が無くて(;_;)乗り物には乗れそうも無かったので、フリーパスポート購入は断念。(でも結果的にこれで良かったけど)パスポートには、「入り来る人にはメルヒェンを、去りゆく人にはロマンを…」なんてかっこいいことが書いてあり、ウキウキしながらパスポートにスタンプを押してもらい入国です。

<紹介編>

 ここで改めて「グリュック王国」について紹介をしておきましょう。

「グリム童話と中世ドイツの街並み−−グリュック王国へようこそ。訪れた人が笑顔にあふれ、みんながしあわせになれるメルヒェンとロマンの王国。さあ、夢見るような中世ドイツの旅をお楽しみください。」(パスポートより抜粋)

王国は「グリムの王城」・「グリムの街」・「グリムの村」・「グリムの森」・「グリムの駐車場」(ナンダコリャ?)に分かれていて、色々な所に城や門・教会・市庁舎・木組み家屋などドイツに実在した建物をそのまま移築したものが建ってます。またグリム童話の登場人物の銅像などもあり、本当にメルヒェンあふれる雰囲気になってます。

<グリムの街編>

ビュッケブルグ城の脇から入国し、そのまま城の後ろに回るとグリュック王国のメイン広場『マルクト広場』です。この広場やここまでの街路には石畳が敷かれ、そばに見える古城と共にいかにも中世の欧風の香りが漂う雰囲気です。

グリムの街はこの『マレクト広場』のまわりに建っている『ローデンブルグの城門』(ショップ)・『マキシミリアン離宮』(ビアレストラン)・『ハーナウ市庁舎』(日独友好館)・『木組みの家』(ショップ)からなっています。

市庁舎前には高さ10mはあるグリム兄弟の銅像があり、ここがグリム童話を元にしている国だということが分かります。(記念写真のスポットですよ。(^^;)

『マレクト広場』ではいつも何かのショーやイベントをやっており、私が行った時もフラメンコショーや火吹き大道芸(^^;をやっていました。これらを演じるキャストも、園内で販売などしているキャストも外国人(多分ドイツ人)が多く、とっても異国って感じがしました。(特にフラメンコダンサーの女性が美人!!この人を見るだけでここへ来た甲斐があるというもの…ッテ、イイスギカ…でも、しっかり写真撮ってたりして。(^^;)

ここのショップにはドイツ製の食品やワインやビールを売っており、グリュック王国特製の品と共に、いいお土産になります。(ちなみにワイン売り場にはワインカステールがあり、涼しいので夏の避暑に最適です。(^^;)

<グリムの村>

にぎやかなグリムの街とは少し趣が異なり、白樺などの木々に囲まれた木組みの家が多いのがグリムの村です。まわりを木々に囲まれ、のどかな欧風の村って感じがして、すごく気分が良かったです。

ここには『グリムの家』(博物館、ショップ)・『聖カテリーナ教会』(結婚式場)・『白雪姫の家、ヘンデルとグレーデルの家』があります。

どの建物も白壁に木の柱とグリム童話の絵本に出てくるような可愛いものばかりで、素敵です。また中にも入れ、これまた色々可愛いものを売っています。さすがグリムの関係の小物が多くあるんですが、白雪姫の家にあった七人の小人の縫いぐるみだけは、なぜか某テーマパークでよく見かける物でした。(^^;

ここには野外レストランと野外ステージ(と言っても暑いのでテントみたいな屋根はあるが)あり、食べながらショーを見れます。この日やっていたショーは、中国雑技団ドイツ版みたいな奴(^^;でした。

ここで昼食を取ったのですが、ドイツらしくソーセージとドイツビールを注文しました。(^^; なかなかおいしかったですよ。(一人で食べるのは寂しかったけど(^^;) やはりここに来たからには、ドイツならではの食べ物に挑戦したいものですね。

グリムの街や村には、グリム童話の「ブレーメンの音楽隊」や「ホラ吹き男爵」

の銅像が立ってて、これまたなかなかかわいい代物です。写真に撮っときましょ。

<グリムの森編>

グリムの村から白樺の立ち並ぶ小道を進んでいくと、そこは緑の森に囲まれた遊園地です。中央には小さな湖もあり、水と親しむ乗り物やボートがあります。

一見よく遊園地にある乗り物がいっぱい並んでいるだけに見えたのですが、実際にはちょっと違い、グリムの童話をモチーフにしたものになっていました。例えば、園内を走る列車はメルヒェン列車と名付けられかわいい装飾がなされ、コースターもトナカイに乗って走るように工夫されていました。観覧車でさえも一つ一つの台が欧風の小屋みたいになっていました。ただの遊園地で終わらせなかった点が、高く評価できると思います。(とは言っても入国パスだったので、回りから見てるだけだったんですが(^^;)

ここにはグリム童話を実物大縫いぐるみで再現した部屋があるのですが、中が暗く、ここで一人で赤ずきんのオオカミの縫いぐるみを見た日にゃぁ…腰抜けちゃうよ。(^^;

<グリムの王城>

グリムの森は王国の一番奥だったのですが、ここでまた入国ゲートの近くまで戻り、古城ホテル・ビュッケブルグ城まで進みます。

このビュッケブルグ城には日本初の古城ホテル『シュロスホテル』があり、豪華なレストランやホールなどグリュック王国の中でもひと際気品高い空間になっています。

ホテルには伯爵の間とか皇帝の間とか名前のついた部屋があるらしいですが、私のようなせっかち1日観光客には縁が無く、高級そうなレストランも貧乏な私には縁が無く日本最大級の天井画を持つ大祝祭ホールで行われていたコンサートも、騒々しい私には縁が無かったので早々と退散したのでした。(^^;

 ただこの古城も前庭もきれいなので、写真はしっかり撮っておきましょう。

<グリムの駐車場>

一応パスポートに明記されてるので書きましたが、ただの駐車場です。(^^; どこがグリムなんじゃぁ。ただビュッケブルグ城の前にあるので、駐車場よりもっと雰囲気の出るような庭でも作ればいいのにと思いました。

<出国編>

帰りに『マレクト広場』のほとりでキャストが一応無料で記念写真を撮ってあげると勧誘してました。(でも実はここで写真を撮ってもらっても買わないでいると、展示用として飾られてしまうことになるので、恥ずかしくて皆買ってしまうそうです。(^^;)

また城門近くで、赤ずきんをかぶったドイツ人の人から、グリュック王国特製のウイスキーボンボン配っているのを貰いました。

このあと、お城を抜けてバス乗り場に行き、わずか3時間半の滞在を終わりました。でも結構全部まわれたし、よかったと思います。(でも来るまでにお金と時間がかかっちゃったなぁ。という風に思ってはいけません。幸福な気持ちで帰りましょう。(^^;)

<グリュック王国 全体の感想>

グリュック王国の敷地面積は15haと、テーマパークの中では中ぐらいの広さではないでしょうか。長崎オランダ村よりも小さいですが、それなりに外国(ドイツ)らしさを出せていると思います。(オランダ村の影響は見え隠れするが(^^;)

園内には欧風ののどかなBGMが流れており、けっこうメルヒェンっぽい感じを出していて、いいなぁと思いました。やはり目で見て、音を聞いて、匂って、味わって感じることができるのが外国村型テーマパークの利点でしょう。

乗り物に乗らなければ、普通に園内を見て回るだけなので、3・4時間で回れます。ゆっくりまわって食事をすれば1日は遊べるでしょう。

子供が遊べる施設と大人向けの博物館風な物がそろっているので、家族連れで来てもいいみたいです。ただやみくもに乗り物を目指さず、まわりの風景を見て中世ドイツとグリムの世界に触れるのが、いい観光の仕方のようです。(外国村ってのは大体そうですね。)

入国のみで2200円は、まぁ妥当だという感じがしました。この値段は、北海道のテーマパークの相場のような物みたいです。(ただ、ここまでの運賃も考えると、よほどの事が無ければ、また行くという事は考えないかもしれません。)

<最後に…>

まぁ「長崎オランダ村ドイツ版」と言ってしまえないことも無いですが、造りの良さやショーや乗り物の充実から言って、高い評価のできるテーマパークではないでしょうか。ドイツを扱った外国村は他に無いと思うので、それなりに独自性はあるでしょう。

道東にご旅行の際に、半日ほど時間に都合があるなら、ぜひ行ってみて下さい。